両雄のファイトマネーが 330億円以上とも言われた メガバトル。
果たして拳を交えたスーパースター2人には、どんなバックグラウンドがあったのか。
パッキャオは言わずと知れた 「アジアの英雄」だ。 フィリピンの貧しい農家で生まれ育ち
自らの拳だけを頼りに 異国の地で運命を切り開き、史上2人目となる6階級制覇を成し遂げ
母国だけでなく 米国でも絶大な人気を誇り 「将来はフィリピンの大統領になる …」
とも ささやかれている。
一方のメイウェザーは父が元世界ランカー、叔父が元世界2階級王者という
プロボクサーファミリーに生まれ、幼少のころからボクシングの手ほどきを受けていた。
しかし実際のプライベートでは 両親とも薬物に手を染めてしまうなど 生活は荒廃しており
貧しい地域に住んでいたこともあって
「逮捕されなかったのが 不思議なぐらいに 素行が悪かった」 という。
パッキャオは、敗戦後に 試合の約3週間前に 右肩を痛めていたことを明かした。
「患部のせいで 思っていたとおりにできなかった …」
と 弁明したパッキャオに対し、メイウェザーはこう冷静に言った。
「実は自分も両手両腕を 負傷していたんだ。
でも、もしパッキャオが勝利者としてコールされていれば、リスペクトの言葉を口にして
彼の実力が 私を上回っていたと 言っただろう …」
そこに 「ヒール」の姿はなかった。
試合後に 大人の対応をしたメイウェザーが 真の勝者だったと 言わざるを得ない。
BY 臼北信行
さすがのコメント! 48戦48勝 無敗は、だてじゃないですネ …